心房細動?

今朝,いつものような期外収縮のような胸へのグ!はないのだけど,なんだか,変な感じなので,OMRONで見てみたら,こんな波形でした.

心房細動
心房細動

 

 

 

 

 

 

心房細動かなあと,Facebookに投稿して(秘密グループを作って相談している・・・,ありがたい)知り合いのドクターに見てもらった.

心房細動.まぎれもなく.

心房細動
心房細動

 

 

 

 

 

イグザレルトを飲んでるから,ま,脳梗塞で死ぬ危険性は少ないと思っているけど.

心臓血管研究所付属病院を受診

初診

今日、六本木の心臓血管研究所付属病院を受診した。

山王病院のY先生の紹介状持参。

8時半の予約で、それは、病院の開始時刻。
受付を済ませて、問診票に記入して、心電図をとって、担当の先生に呼ばれるまでに、40分。

心臓血管研究所
心臓血管研究所

 

 

 

 

 

 

そこから、担当のY先生の診察室。

先生からは、僕が持参したOMRONの心電図や今日録った心電図を元に、僕の心拍の異常についてとても丁寧に説明してくれた。

僕のは、心房系の期外収縮。

原因は全く定かでない。電気的信号の発生箇所の異常なのだろうが、その原因箇所は、特定できない。
心房細動の原因箇所と同じである場合もあり、心房細動のアブレーションをして直る場合もあるし、全く治らない場合もある。この期外収縮は、心配いらない。治療の必要もないし、どう治療したら良いかも、実のところはわからない。
人によって、期外収縮を「感じる」かどうかは全くまちまちで、何十発あってもわからない人もいれば、1発で感じる人もいる。交感神経の働きも作用していると考えられるので、ベータブロックの薬が効く場合もある。
辛く感じる人は、そのような薬を飲むことが良いだろう。

(確かに僕の知り合いには、2連発、時々しんどい時は二段脈でも、平気という人もいます)

結局、僕は、

アブレーションをすれば根治する可能性が高い

この年なら発作性のうちにアブレーションをすれば根治する可能性が高い。
急ぐ必要はなく、進行は、年単位だから、急ぐ必要はないから、様子を見て、というのでも良い。
期外収縮を「感じる」のが嫌なら、それを防ぐ:直す薬はある。それが効くかどうかは人それぞれの原因によるが、様子を見るというのは、それを服用して、治るかどうかを観察する。しかし、それだからといって、心房細動がなくなっているかどうかはわからない。

(ということは、急ぐ必要はないから、様子を見るというのは、問題を単に先送りにするということと同義。
この点は、Y先生も、そうとも言える、と断言。

臆病について

悪いことは早めに処理しておく、というのが(臆病な)僕の人生訓であるから、今回は、自然、早めに、他の予定の許す限り早めにアブレーションをする、ということになろう。

上にも注記したが、臆病な者は、悪いことを早く処理しようとする。
悪いことなんか、起こらない、そんなのは、めったにない、ほっとけ、というのは、豪たんな人物の思うところであって、小心者は、悪いことが起こらないか、ビクビクする。

僕は、その典型だろうなあ。

だから、悪いことの絵図が想像された途端に、それを、回避しようとしたり、なきものにしようと、行動に移す。

これを臆病と言わずしてなんと言おう。

僕は、だから、アブレーションをすることに決めた。

決めたということは、決めることでの悩みはないわけで、すっきりした。

あとの心配は、アブレーションをするその日にすれば良いわけだから、それまでは、ちゃんと、いつも通り、やっていけば良い

そんな思いで、今日からしばらくは、普通に生きていくことにした。

だから、みなさん、よろしく。

脳の精密検査

【脳のMRI】

昨日、念のため,なんの念のためかというと,血栓が飛んでいるかどうかですが,山王病院で検査をしました。

 

脳のMRIは、2年前と同じ。問題なし。

 

血液検査問題なし。LDLは60

でも、中性脂肪が161(これが異常値?)

イグザレルトの効果あり(どの数値からかはわからない)。…

 

先週の金曜日の4時以降、脈拍の乱れはなく、正常な状態が続いています。

非常に快適です。

もう治ったのかなあと思うのですが・・(そんなことはない)

 

主治医のY先生は,このまま一生,イグザレルドを飲み続けるか,今のうちなら,かなりの確率で治るから,手術を受けるか,思案すべきだと.

 

手術とは,

アブレーション

ウィキペディア英語版で ablationを引くと,

Ablation is removal of material from the surface of an object by vaporization, chipping, or other erosive processes. Examples of ablative materials are described below, and include spacecraft material for ascent and atmospheric reentry, ice and snow in glaciology, biological tissues in medicine and passive fire protection materials.

https://en.wikipedia.org/wiki/Ablation

とても怖い話だけど,

不整脈との関係では,詳しい説明がここに載っていた.

国立研究開発法人国立循環器病研究センターの「不整脈とアブレーション治療」のサイト

なんだか,簡単そうだけど,心臓に管を入れるのだから,大腸に管入れるのとは違うし・・・

山王病院のY先生はこの手術の専門家ではないから,だいたいにおいて,女子医大か心臓血管研究所か医科歯科に紹介するという.

何人か,知っている名医がいるから,一応,電話でも頼んでおこうか,と.

 

だけど実は僕には強い味方のドクターXが,ついている.

Y先生に「知り合いにドクターXがいるから相談してみたいが」というと,

(でも,そのドクターXは,最近,関西の病院に行ってしまって,とても遠い.)

「なるほど,そういう人がいるなら,どの病院に行くかは,しばらく考えて,それから決めたらよい.で,急に行きたいということになったときに必要だから,これまでの経緯などを書いた紹介状を用意しておく.」と.

 

Y先生の配慮がとてもありがたく,その書面をもらって帰ってから(ついでに僕にもいろんなデータをコピーしてもらって)それらを「名医紹介所」(注)のドクターX(男性の医師ですが)にみてもらうと,

 

【ドクターX】の診立て

 

結論的に,

「発作性心房細動だから,起こったり止まったりを繰り返すので治るわけではない」

「(発作性心房細動は発作性のうちなら)アブレーションで根治可能だろう.」

「アブレーション手術時間は2~2.5時間。困難症例でも5時間かかることはない.術後は6~8時間の安静が必要」

「手術は確かに2回することもあるが最近は1回で終わることも多い。」

「入院は4日間」

と.

 

【病院はどこにしようか】

いまのところ,候補は,絞り込んでいくと

横浜労災病院と心臓血管研究所

 

横浜労災は,10年前に狭心症発作の時にカテーテルで診てもらった病院で、その後、2、3回、難しい時に行ってました。

 

血管研究所は、確かな名医=O先生の名前がいる,と.

 

場所でいうと,心臓血管研究所は六本木.ドアツドアで1時間弱.労災病院はドアツドアで40分.

 

O先生は,ドクターXの知り合いの先生らしい.

 

しばらく,迷うことにして,いまからしばらくは「終活」的に仕事で残っているのを片付けねば.

 

中国の仕事,後輩に頼まれた相続関連の仕事,ミャンマーの仕事は段取りをつけておかねば.それと,講演2つはやってしまわねば・・.あとは,日常的なことだから,いざとなったら,代わりを立てられるようにしておく・・. ああ,だけど,作りかけのiPhoneアプリは完成させておかねば.

 

 

(注)「名医紹介所」というのは,冗談ですが,名医が集まっている「情報通信医学研究所」のことです.ここは医学と情報通信と両方の学位をもった凄腕の所長が主宰している民間の研究所.小ぶりの研究所ですが,名医揃いです.

大病院・名医の診断もあてにならない!

【心房細動】発見される

今回、多くの人に僕の失敗談をお届けしたい。
いいえ、失敗談ではなく、成功談かもしれない。

というのは、前回、全く異常なしとなった不整脈の僕の心臓、ことあろう、心房細動が生じていたのです。

あの、なんとか病院のなんとか名医。とんでもない人です。

彼は僕に断言したのです。

「全く異常がない。」

24時間ホルター心電図も装着する必要がない。君の不整脈は、心臓のしゃっくりである。かかりつけの医師にはそのように、報告を認める、といったその先生。

いけないですねえ。

たった一度の、心電図を撮ったからといって、

それでその人の心臓が大丈夫とは言えない。

その後、しばしばあるので、それに、どうも、「しゃっくり説」には違和感を覚える。

年来の主治医である山王病院のY先生にもう一度、お願いした。

 

もう、先生のところを離れて1年ですが、どうも、今の主治医と回された大病院の診断がどうもしっくりこない。

この「胸の引っかかり」がどうしても気になル、と。

先生、どういうことなのでしょうか?

と、件のOMRON心電計で測ったものを持参してみてもらったところ。

Y先生は、「別に、問題はないと思うがなあ・・

横浜の大病院のドクターが診断したのは、このエコーやレントゲン写真などを見て、まったく問題がないといったのだと思う。そういう診断も、不思議ではないけど、気になるのなら、24時間のフォルターをつけてみようかと。」

それで24時間フォルターつけることにしたのです。

その時の面談で、Y先生から言われたこと。

「普通の生活をしてくだされ。ただし、風呂やシャワーはダメだけど、あとは、普通に。」

ということなので、その日も、仕事の相手と会食をして、散々議論して、深夜まで仕事して、翌日は、また、普通に起きて、食事して。

24時間フォルターというのは、この図のようなものです。

なんだか見苦しいですが、あえて、アップしてみます。

フォルター心電計
フォルター心電計

 

 

 

 

 

 

そうして、16時にフォルターを外し、ということなのです。

装着して24時間経っています。

外してから、データが解析され電子的に届けられ、僕に説明があるわけです。

【ご託宣】とほほ

Y先生に呼ばれていくと、

「大変だよ」と。

「え?なんでっか?」

「心房細動がありましたよ。」
「酒飲んでる時ですか?」
「違うと思いますよ。朝、7時半頃から、11時半まで、4時間ほどです。これは食事して、それから、デスクワークに取り掛かったところですね?」
「はい、そうです。今日は、記録にあるように、7時頃には朝食とって、ほとんど野菜ですが、それから、デスクワークです」

「其の間、ほとんど連続的に、心房細動がみられます」

「・・・・」

「考えようによっては良かったのですよ。これ、普通は発見されないのです。」

「そういうことですか、どうも胸騒ぎがしたのですよねえ。

ということは、僕の場合は、心臓そのものが、主人たる僕に、ちょっと異常があるから見てねって、連絡してくれたんですねえ。」

と。

笑い事ではないです。

放置しておいたら大変ではないですか。

このことを知ったら、あの横浜なんとか病院の名医と世の中で言われるその先生はどういう顔をするのでしょうかねえ。

と、Y先生に言うと、

先生はできた人物だ

「いえねえ、なかなか見つけられないのですよ。蒲池さんの場合は運が良かったということですよ。僕でも、大丈夫と診断した人が、3ヶ月後に、心房細動が発見されて、冷や汗かいたことだってあるのですから」と。

そういうことなのです。

今日は、あんまりびっくりしたので、こう言う事実のみを書きましたが、これから、僕の、「闘病生活(大げさかなあ)」を交えた、シニアの健康話を、このブログでは書いていこうと、本当に思いました。

みなさんに警告!

Y教授によると、脳卒中の原因の3割近くが実は、心原性(つまり、心房細動なろ)のものであるとの報告があるとのこと。

しかし、脳卒中の人すべてを後で検査したわけではないだろうから、わからないまま、旅たった人もいるわけだから、実際はもっと多いのかもしれない。

そして、心房細動はなかなか発見しにくい。

ということは、発見しようという本人の強い意思が必要。

丁度僕のように、執拗に、おかしいおかしいと言って、主治医に訴えること。

年取ったら、隠れ脳梗塞と、心房細動と、両方ともに気をつけねば。

隠れ脳梗塞は、アミンファーマ研究所のリスク判定がかなり普及してきたけど、心房細動の発見は、自分で、訴えることしかない。

これ、大事な教訓ですよ。